もう旅行記の最終も年を越して3月になってしまった。ごめんなさい!遅くなりましたが、つづきです。
今夜終われば明日は日本に向けての機中。
最後のヴェネツィアは歩いてサンマルコまで向かう事にする。
途中のリアルト橋を渡り、メルカートで野菜等を見てまわる。
友人も最後の買い物に気合が入っているようだ。
珍しく好みが合ったハンチングを見つけ色違いを買って直ぐに使う。
歩き疲れ、友人がゴンドラを見ながらお茶したいと言い出す。
リクエストにお応えし、バールのテラスのテーブルに着く。川に平行にテーブルをはさみ座る。友人の後ろの席でタバコを吸っている一人の女性がいた。それを見て、急に禁煙中の友人がタバコを一本吸いたいと言い出し、貰ってくれとねだる。
私も本当にお人好し、リクエストにお応えし、渋々その女性のとこに行き一本売って下さいとお願いする。その女性も気前が良くて、空箱になったのを確認し、新しいマルボーロの箱をバッグから取り出す。
そして一本笑顔でいただく。お金を1エウロ払おうとすると笑っていらないと言われる。友人の我侭に何だか急に恥ずかしくなり、早々にお茶し、黙って女性の勘定まで済ませてその場を立ち去る。
これも旅の楽しさだろう・・・・
また友人とショップを見ながらサンマルコに向かう。
今日のランチは豪勢に行こう。
何度も訪れたことのある「ビストロ ディ ヴェネツィア」少し時間的には早かったが奥の席に案内される。他のお客様はなさそうでゆっくりと食事が出来そうだ。友人も珍しくお洒落な料理には満足げだった。
メニューは写真に載させていただくとする。白ワインもヴェネットでは外せないガルガネーガ100%でとても美味しかった。ここのリゾットは以前から結構お気に入りだった。トータルではカメリエーレのお薦めと私の好みを併せたメニューになってしまったが、以前より新しいイタリア料理(Nuova Cucina)に思え、ヴェネツィア~~って感じが欠けて少し寂しかった。しかしデザートまでなかなか凝ってはいた。最後にカメリエーレがこの店はホテルで聞いたのかと尋ねてきた。私が何度も来てるし、好きな店だというと、喜んで思い出ノートを持ってきて何か書いてくれと置いていく。もし、このブログをご覧になった方で、この店を利用される機会があれば一読下さい。記念にカーポ・カメリエーレと写真を撮る。
食事を終えてヴェネツィア最後のショッピングを終え、バスでホテルに帰る。
最後の晩餐はメストレーのホテル近くを探しトラットリアに入る。
夫婦二人で経営してる感じで、そこそこお客さんは入ってきていた。
一通り食事を終え、また友人が隣の人が食べているのが食べたいと言い出した。セコンドを終えお腹が一杯なのにペンネ・アラビアータなど入るはずもなく、帰国して、うちの店で食べてくれと断る。次に友人の目についたのが棚のガラスポットに入ったビスコッティー。これは堅いことを前もって伝え、承諾のうえオーダーする。
最後の夜なので明日の荷造りもあり早めに店を出る。淋しいメストレーの町を歩いていると小雨が降り始めていた。
翌日はヴェネツィア空港からローマで乗り換えて帰国の途に着く。
何とか珍道中も無事に終えることが出来た。ぶつぶつ言いながら、また何度か一緒に何処かの国へ旅するんだろうが・・・・
最後に
書き始めから終わるまで随分と日数がかかってしまい恐縮です。
次回のイタリア旅行まで一生懸命レストラン業頑張ります。
お店のレジ前にデジタルフォトフレームにて写真を流しています。
CIAO!
スカンピのフリット。マスカルポーネにレモンしか入っていないというが、絶対にパンナとお砂糖が少し入っている。
これは玉葱にサフランが効いていたがメインは忘れてしまった。ただ、食べれば解るのに、これもポレンタをパタータと言っていた。
このデザートは真ん中にある2種類のリキュールに付けて食べのだが、ひとつはメロンのリキュールであった。