3月11日より久し振り2泊3日で上京。毎年この時期に千葉の幕張メッセで Foodex Japanという国際食品・料飲展があります。はっきり言ってこの展示会は凄い。同じ期間に有明の国際展示会場、東京ビックサイドでは Hoteres Japanがあります。こちらは厨房器具をはじめテーブルウェアー等のホテルやレストランに関するあらゆる設備、器具、備品(ソフトも)の展示会も開催。昔は晴海埠頭の倉庫が会場だった。出展業者が増えたことで手狭になったのだろうか、15.6年前、幕張メッセに移されました。私が独りで初めて訪れたのが約30年前になると思います。日の出桟橋から船に乗り渡った事を今でも憶えている。それと22年位前でしょうか、会場からの帰り、宿泊のホテルに行くのにタクシーの待ち人が多すぎて乗れず、大雪が降る寒い中を徒歩で宿に向かった事もありました。インフラ整備の為今では考えられない事の連続ですが、とても懐かしい。
今回、羽田に着き、直ぐに向かった先が神奈川県の茅ヶ崎。名前は同じ茅ヶ崎でも湘南ではなく横浜市都筑区の方です。実は大変お世話になり親しくお付き合いしていただいたインポーターの社長が4年近く前に他界され、お墓参りに伺ったのです。その時のお別れ会は、横浜港大さん橋国際客船ターミナルで行われました。そして参列者の方達が全員、祭壇で微笑まれている社長の写真(遺影と書きたくない)に真紅のバラを献花したのです。そのお別れ会は社長が全てストーリーを書かれていたらしく、ビッフェでワインを飲みながらイタリア料理を頂だくという設定なのです。決して暗くして見送って欲しくない・・・そんな風にとても粋な方だったのです。
センター南に着くと早々に買い物を済ませ、奥様と社員のウィリアム君がお迎え。お昼は思い出の店で中華をご馳走になりお墓に向かう。勿論、白菊では喜ばれないと思い、先に買っていたバラの献花をさせていただきました。前日までの寒さや雨が嘘のように、春の気持ちの良い暖かな一日でした。
2日目はいよいよ幕張メッセのFoodex。最近私も要領が良くなり、展示会の開催時のホテルは大崎に泊まるようにしています。会場へは臨海線で新木場、京葉線に乗り換えて海浜幕張です。次の日の国際展示会場も臨海線1本で、この時ばかりは大崎は本当に便利な良い場所に位置します。幕張メッセに着き、直ぐに取引先にご挨拶廻り(お土産の宇部蒲鉾が重いからです)。中でもユニークなのが、私の会社の元社員、高橋君に会えた事です。(前日横浜にいた時、突然に連絡が入っていたのですが・・)約12、3年くらい前に私の会社の社員として Foodexに同行し、社員研修旅行でイタリアに行った後、翌年くらいでしょうか、その彼が退職し、単身イタリアに渡りワインの勉強をしていました。そんな行動力のある彼が帰国後、今では東京のワインの輸入会社に勤務し、会場ではワイナリーのオーナー(イタリア人)のお手伝いをしていたのです。本当に人生って何処でどうなるか解らないものですね~~。また、以前入会していたイタリア調友会での友人、上田でボンデールというイタリア料理店の田村オーナーシェフと出会い、今では軽井沢にも出店している事を聞きビックリ!そんな感じで、あっという間に5時になってしまいました。勿論、私も目的の業者さん(お客様にお喜びいただける商品探し)としっかり商談はしておりますので、ご心配なく・・・。その後、海浜幕張から高橋君と直行便で東京駅に帰り、八丁堀まで戻り、彼の知り合いのお店(バールですが目茶繁盛店)で飲みながら簡単に食事を終えた一日です。
駅前から歩道橋を上がりビルを抜ければ静かで公園
のように整備された近道があります。結構知らない
人が多い抜け道。
会場の海外出店ゾーンのほんの一部分です
3日目、朝早くから有明に向かう。今日のお昼はお台場の超有名店でランチをする予定。その為早いうちにHoteresでの見学を終えたかったのです。Hoteresでは、また気に入ったお皿を見つけ衝動買いをしてしまった。気に入ったお皿に料理が盛られてる姿を想像すると、まるで自制心が効かなくなる私です(正直に告白)。全体を廻って、いよいよ向かうは、お台場のアクアシティーの5階、予約はしないで独りで行ったのですが、豪華な店内はひっそり。 しかしエントランスからイタリアの雰囲気がプンプン漂っています。
La Cantinetta Dell ENOTECA PINCHIORRI Odaibaテーブルセッティングの為少しの時間待たされる。案内されたのだがダイニングルームはお客様ゼロで私独りだけ。しかし外の眺望が素晴らしく、直ぐ下には自由の女神とレインボーブリッジ、背景に都内の高層ビルというロケーション。どうやら沢山ある席の中で一番ナイスビューの席に案内していただいたようです。感謝!それにしても独りで貸切り状態は勿体無い。(30分くらい後に中年のカップルが1組ご来店)さてメニューですが至ってリーズナブルなランチ。カンティネッタからのランチ3,150円メルカートからのランチ5,250円、量的に多くないことを確認しメルカートから・・・をオーダー。
エントランスは比較的控えめ
重厚なイタリアの大理石で造られた床
絶景でした
明るく落ち着いた雰囲気の素敵なダイニングルーム
さて、いよいよランチの始まり
食前の一皿、塩トマトにリコッタチーズと生クリーム
のホイップしたソースにバジリコを添えたもの
アンティパストはフォアグラのテリーヌにサラダ
添えピスタッチョのソース、ムール貝と白魚の
マリネにムール貝の汁をスプーマしたソース、赤
ピーマンのムース3品盛り合わせパンはフォカッチャのみ
自家製キッターラのパスタにタラバ蟹と緑アスパラ
和え
牛フィレ肉の炭火焼、ゆり根のグラティナートに
黒トリュフソース
リコッタチーズの上にオレンジのソルベ、数種の
果物、チョコレートゼリーを散らしてあるが
アクセントになりとても美味
エスプレッソに添えて出されたビスコッティー
どう見ても自家製らしく、エスプレッソに浸し
美味しくいただく。過去にピンキオーリで修行されたシェフの
お料理を何度か口にしましたが、印象に残りませんでした。
正直なところ今回余り期待していなかったのですが、
とても良いサービスで、より美味しく感じ、勉強にな
りました。機会があれば是非またお邪魔したいリスト
ランテでした。 その後、少し早いが羽田に向かいました。
あっという間の3日間、今日は少し書き込みが長すぎたかな?