友人との二人旅(ローマ編2)

大阪では友人の大いびきに悩まされ、対策として関空で購入した耳栓がローマでは大活躍。みごと的中で熟睡。昨夜余りにも早く眠りすぎて、朝6時前に目が覚める。まだ外は薄暗いけど、駅のバールは繁盛している。焼き戻してもらったパニーニとカップチーノで早めの朝食を済ます。この雰囲気はイタリアでしか味わえない。街中のバールだと労働者の人たちでもっとイタリアらしいのだが・・・

少し部屋でくつろぎ、フロントのセーフティーボックスに貴重品を預け、街に出動。
テルミニからメトロでバルベリーニまで行き、トレビの泉経由で少し歩く。
観光はしないと言っても、ローマにくればバチカンのサンピエトロだけは見ないと気がすまない(俄かクリスチャン)。コルソ通りからバスに乗りバチカンに向かう。しかし、折角訪れたのに、寺院前の広場の半分まで椅子が並べられ、ロープが張ってある。それ以上は警備が厳しく特別なパスがないと入れない。修復工事の完成式典であろうか、誠に残念。直ぐ街に引き返し、ショッピングの好きな友人と別行動する。私は店のBGM用と、友人に頼まれたCDを買いに行く。そのうちバッタリと出会い、簡単に昼食を済ませる。またお互いに別行動し、私はシェフに頼まれた、ステンレス製品のチーズ卸し(お客様のテーブルでパルミジャーノを粉にして差し上げる)を買いにキッチン専門店に行き手に入れる。

最近は円高のせいで日本人の観光客が多いいはずなのだが、中国と韓国の人がとても目立った。やはり円高効果も、買い物は別として、旅行費用などタイムラグがあるのだろうか、日本国内経済の悪化のせいなのか・・・・。市内は噂に聞くほど汚れていなかったので、ほっとした。

夕食は業者の方のお奨めの店に行くつもりだった。というのはコロンナ広場近くで店名はアル・チェントロ。それだけでで聞けば解ると思い、アドレスリストをホテルに置いて来てしまった。コロンナ広場から中に入りパンテオンの方に・・・何度も聞いてみるがアル・チェントロというレストランは何処ですか?チェントロ(中央)はここだよ(そんなことは解っている)、そんな店はないとの事。何とも不親切な・・・以前行ったことがある店を思い出した。シチリア料理のお店「ロゼッタ」だが入ろうとすると、まだ開店前だと言う。食前酒でも飲んで待とうとしたが、それもダメ。仕方なく観光客は来ないだろうと思える路地を入ったピッツェリアで食事をする。友人は薄く焼いた塩味のフォカッチャをやけに気に入っていた。うちは生地が一緒なので言ってくれれば直ぐに出来るのに・・・・(でも帰ってからは、ピザ生地が余った時にはお客様にサービスで出すことにしよう)。ズッパとパスタ、セコンドはアッバッキォとサルティンボッカを頼むが、何ともボリュウムたっぷりで食べられない。やはりペイザンの子羊料理は美味しいなと思う(宣伝)。食事を終え、またコルソ通りに出てお互いに歩き疲れ、そこからはタクシーで(友人が嬉しそう)ホテルに帰る。CNNを見ながら日本での情報がないかを気にしながら、男二人の部屋でまた直ぐに眠りにつく。二日目終了!

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フォッカッチャとポモドーロ

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たっぷり360ccはありそうなミネストローネ

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サルティンボッカ

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アッバキョです。うちの子羊料理が愛しくなります